新人と社長が語る、
家づくりの面白さとamaneのこれから。

amaneの社風や家づくりの面白さ、これからの目標について、
社長と新卒2名によるクロストークでお届けします。
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笠原慶次郎 / 設計士志望・大工見習い
2024年4月入社。大工として経験を積みながら、二級建築士の資格取得を目指して勉強中。几帳面な仕事ぶりが現場で評価される一方、ユニークな発想の持ち主でおしゃべり好きな一面も。
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河住侑輝 / 代表・設計士
共栄建築3代目社長。木造注文住宅ブランド「amane」を立ち上げ、現在も第一線でお客さまの家づくりをサポートし続けている。親しみやすい人柄と柔軟な対応で、社員やお客さまからの信頼も厚い。
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武田海舞 / 設計士見習い
2024年4月入社。間取りや住空間への興味から、学生時代は引っ越しのアルバイトを経験。趣味は石集めや雑貨屋巡り。その独特な感性が家づくりにどう活かされるのか、将来が楽しみな存在。
- 支え合いが根付く、amaneのあたたかな社風
河住社長
二人は入社して半年が経ったけど、会社の雰囲気や仕事には慣れてきた?
笠原
慣れてきたと思います!現場の大工さんたちは親切な人ばかりで、道具を探していたりするとすぐに声を掛けてくださるんです。作業に集中するばかりじゃなくて、ちゃんと自分を見てもらえている感じが嬉しいですね。
武田
そうそう。事務所でも似たような感じで、作業で悩んでいるときは「何か困ってる?」って皆さん声を掛けてくれます。入社当初は年が近い人がいなくて少し不安もあったんですけど、皆さんが気さくに話しかけてくれるから、すぐに馴染めた気がします。
河住社長
それなら良かった。amaneらしさの一つが、自然と気を配り合える文化だと思っていて。誰かが困っているときに手を差し伸べるのは、業務の立場に関係なく、みんなが自然にやっていることなんだよね。
笠原
本当の意味でアットホームというか、雰囲気が温かいのがamaneですよね。
河住社長
そうだね。amaneは確かにアットホームな雰囲気だけど、家族経営でもあるから、「内輪で固まって馴染みにくいんじゃないか」とか「社長のワンマン経営なんじゃないか」って思われることもあると思うんだよね。そういう点は気にならなかった?
武田
一番大切にしていたのは、つくっている家が素敵かどうかだったので、特に気にならなかったですね。でも、面接で社長と話したときに人柄の良さが伝わってきて、働く環境としては最初から安心感がありましたよ。
笠原
僕も同じですね。世間的に家族経営にはネガティブなイメージもあると思うんですけど、実際に対面してみると、全然そんなことない。むしろ、みなさん優しくて話しやすいし、働きやすいなって感じています。
河住社長
それなら良かった。誰でも自由に意見を言いやすい職場を目指しているから、二人が馴染んでくれて安心したよ。


- 教科書通りじゃないから面白い、家づくりの魅力
河住社長
家づくりの現場で働いてみた感想を聞けたらと思うんだけど、入社前にイメージしていたものと比べて、意外な発見や面白さもあったんじゃないかな。
笠原
新築も楽しいんですけど、特にリフォームの現場が印象に残っています。新築と違って、現場にお客さまがいるので、大工が直接ご要望を聞けるんですよね。「なぜここを変えたいのか」という背景を考えながら、それをかたちにしていく。その過程でお客さまの表情が明るくなっていくのを見て、自分たちの技術が人の役に立つんだなと再認識できました。
河住社長
リフォームの現場だとお客さまと話し合いながら進めることも多いからね。大工さんが直接打ち合わせをして仕様を決めることもあるし、そういったやり取りでお客さまの反応を肌で感じられるのはリフォーム現場の醍醐味だね。
笠原
そうなんです!最初はリフォームやリノベーションって新築より簡単だと思っていました。でも実際は、既存の構造を理解して、そこに手を加えていくという難しさがあって… 既に完成しているものを変えていくというのは、想像以上に奥が深いです。
武田
設計をやっていて面白いと感じたのは、お客さまの暮らしを具体的にイメージするところ。学校の授業では寸法や規格に決められた正解があったんですけど、実際にお客さまと向き合うと、その正解は家族によってさまざまで。家族構成やライフスタイルに合わせて間取りや収納を調整しながら提案していけるのが、amaneの家づくりならではの面白さだなと感じています。
河住社長
その感覚はすごく大切だよね。家づくりはオーダーメイドだから、お客さま一人ひとりに合った最適解を考えないといけない。既製品ではない分、難しさもあるけど、それ以上にやりがいがある仕事だと思う。
笠原
お客さまの要望を、うまくかたちにできた瞬間がすごく嬉しいです。「自分がこの家の一部を作ったんだ」という実感がわきますね。
河住社長
どのお客さまにも喜んでもらうためには、一定のクオリティを保つことが大前提だよね。だからこそ、施工事例を共有したり、研修を受けてもらったりして、成長できる環境を整えるようにしているんだ。これからも、その部分には力を入れていくつもりだよ。


- 丁寧な仕事がつくるamaneらしさ
河住社長
二人には設計と大工、それぞれ違う経験を積んでもらっているけど、それぞれの視点から見た“amaneらしさ”ってどんなところにあると思う?
武田
設計の仕事をしていて感じるのは、amaneの提案には“ひと手間”や“遊び心”があることですね。例えば、リビングにあえて段差を設けて、そこに腰掛けて過ごせるような設計をしたりするんですよ。普通の平面でも十分成り立つところに、ちょっとした工夫を加える。そこがamaneらしいなと思います。
笠原
大工として現場で感じるのは、“適当な仕事をする人がいない”ってことですね。現場で何か聞いても、「そのままでいいよ」で終わらせる人はまずいないです。なんでそのままでいいのか、までしっかり説明してくれる。何でも理由があって進めているんだなって信頼できます。
武田
あとは、これまでつくってきた家の中からもamaneらしさは感じられると思っていて。個人的には「ふじみ野の家」の設計が好きなんですよ。リビングスペースが一段下がっている工夫あったり、L字のサッシを設えて視線が抜けるようになっていたり… 上から目線な言い方になっちゃうんですけど、いい設計だなって思ってます(笑)
笠原
僕も「ふじみ野の家」の設計は好きですね。細部の工夫がいいですよね。


笠原
せっかくなので、社長が思い入れのある家も聞いてみたいです!
河住社長
「南鳩ヶ谷の平屋」かな。外観をかっこよく仕上げられたし、お施主さまが思い入れのある古材を取り入れたりして、家づくりそのものが面白いプロセスだったんだよね。家づくりの過程を記録したインタビューもあるから、後で読んでみるといいよ。
笠原
古材を取り入れるって面白いですね。お客さまの思い出も一緒に残せるなんて、amaneらしい家づくりだなと思います。


- それぞれが描く、未来への挑戦
河住社長
ここまでの二人の成長を見ていると、これからどうなっていくのかが楽しみなんだよね。この先、挑戦していきたいことがあったら聞きたいな。
武田
まずは家づくりの流れをきちんと理解することですね。今は社長と一緒に何件も打ち合わせに同席させてもらっているので、一つの物件を最初から最後まで、自分の手で動かせるようになりたくて。そして1年後には、自分のお客さんを持てるようになるのが目標です。
笠原
僕は、天井下地をきちんと組めるようになりたいと思ってます。普通に暮らしてるときは目に見えないですけど精度が大事で、つくるのが難しい部分。だからこそ、自分で図面を見て、考えて、組める技術を確実に身につけたい。それができなかったら、大工を経験している意味が薄くなっちゃうので。
武田
せっかくの機会だから聞いてみたいんですけど、社長から僕たちへのアドバイスってありますか?
河住社長
なるほど、アドバイスか。正直、20代で何か質を求めるのは難しいから、まずは数や量をこなして、とにかくいろいろな経験を積むことが大切かなと思ってる。だから、サポートとはいえ、いろんな現場に行ってもらったり、業務を任せたり、どんどん仕事をお願いしているんだ。多少の負荷があるかなと思いつつも、二人は全然へこたれないから、すごいと思っているよ。その調子で頑張ってほしいな。
笠原
はい、頑張ります!あと、会社としての目標も聞いてみたいです。
河住社長
地域にしっかり根ざして、影響力のある会社を目指していきたいね。そのためには、新築だけでは地域に本当の意味で貢献するのは難しい。だから、リフォームにも力を入れて、両輪でやっていきたいと思っている。新築で新しい住まいをつくる一方で、リフォームで住み続ける家を守る。その両方ができてこそ、地域に根ざした工務店としての価値があると思うんだ。
武田
地域を支えていくって、工務店としてすごく重要な役割ですよね。
河住社長
そうなんだよ。こうした目標を達成するためにも、二人を含めて、社員が毎年成長できる会社であり続けたいね。amaneの未来は、二人のような若手にかかっていると思うから、これからも期待しているよ。
