作品集
若狭の家
シンプルな外観デザインの中に、
空間の広がりと暮らしやすさを取り入れたスキップフロアの住まいです。

外観は白を基調とした端正なフォルムをベースに、
塗り壁の落ち着いた質感と玄関まわりの木の縦格子を組み合わせ、
上質で温かみのある印象に仕上げました。
ボリュームの異なる箱を重ねたような立体的な構成とすることで、
シンプルでありながらも表情豊かなファサードをつくり出しています。
木の格子は外観のアクセントとしてだけでなく、
外からの視線をやわらかく遮りながら光や風を取り込む役割も担っています。
建物の一部にはビルトインガレージを設け、
住まいと一体化したデザインとしました。
雨の日でも濡れることなく車の乗り降りができるほか、
生活動線としてもスムーズに利用できる計画となっています。
ガレージを建物内部に取り込むことで、
建物全体に立体的な変化が生まれ、
外観デザインにも奥行きを与えています。
この住まいの大きな特徴は、床の高さに変化を持たせたスキップフロアの構成です。
敷地の高低差やガレージの配置を活かしながらフロアレベルをずらすことで、
限られた面積の中でも空間に広がりとつながりを生み出しています。
完全に仕切られた階層ではなく、段差で緩やかにつながる構成とすることで、
家族の気配を感じながらそれぞれの時間を過ごすことができる住まいとなりました。


メインとなるLDKは約24帖の広さを確保し、
家族が自然と集まるゆとりのある空間としています。
大きな開口部からはたっぷりと自然光が入り、
明るく広がりのある空間を演出しています。

キッチンはリビング・ダイニングを見渡せる位置に配置し、
料理をしながら家族の様子を感じられるよう計画しました。
家族がそれぞれの場所で過ごしていても、
視線や気配が自然につながる空間構成となっています。

玄関にはシューズクロークを設け、
靴だけでなくアウトドア用品や日用品なども収納できるようにすることで、
玄関まわりをすっきりと保つことができます。
収納計画を充実させることで、住まい全体を整った状態に保ちやすい工夫をしています。
■中2階

ガレージの上階にあたる、階段を少し上がった先の中二階は、
作業スペースとして活用できる書斎を設けました。
リビングからほどよい距離感を保ちながらもつながりのある間取りのため、
家族の気配を感じながら仕事や読書、趣味の時間を過ごすことができます。
リモートワークや集中して作業を行いたいときにも適した、
落ち着きのある空間となっています。
■2階


上階には寝室や子供室などのプライベート空間を配置し、
家族それぞれの時間を大切にできる間取りとしました。
また、ランドリースペースと洗面・脱衣室、さらにファミリークローゼットをまとめて配置することで、
洗濯から収納までの動線をコンパクトにまとめています。
洗う・干す・しまうという一連の動作がスムーズに行えることで、日々の家事の負担を軽減します。
シンプルなデザインの中に、
スキップフロアならではの立体的な空間構成と暮らしやすい動線を取り入れた住まい。
家族の気配を感じながら、それぞれの時間も大切にできる、
ゆるやかにつながる住まいを計画しました。












