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お客さまの声

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分譲から注文へ。10年越しにかたちにできた夫婦の理想

以前は分譲住宅にお住まいだったKさまご一家。ずっと憧れだったという注文住宅を建てるきっかけは、少し特殊な「実家の老朽化対策」だったと言います。こだわりを詰め込んだ家は、まさに夫婦の理想通り。自分たちらしい住まいを手に入れるまでのストーリーや分譲住宅と注文住宅の住み心地の違いについてなど、さまざまなお話をうかがいました。

出産に合わせて買った分譲住宅。そこでの暮らしで生まれた違和感。

今回お話をうかがうのは、2021年6月からこちらの家で生活を始めたKさまご夫婦。スクエアを基調とした端正な外観が印象的なお宅には、ご夫婦と中学生の長男、次男の4人が暮らしています。そして実は、amaneがスタートしてから一番初めにご依頼くださったお客さまでもあります。たまたまコンセプトハウスrevision1.0を見かけてamaneの存在を知ってくださったご夫婦ですが、ご依頼いただくまでにどのような背景があったのでしょうか。

「amaneに依頼するまでは10年くらい分譲住宅に住んでいました。でも、間取りやデザインが、私たちの好みには合っていなくて、ずっともやもやした気持ちを抱えていたんです」と話しはじめてくださったのは奥さま。

「私たちが理想としていたのは、他にはない個性のある家。分譲住宅を購入する前に住んでいたメゾネットタイプの賃貸が印象に残っていて。1階が玄関で、2階にリビング。階段にはスキップフロアがあって、賃貸にしてはちょっと珍しい間取りが夫婦2人ともすごく気に入っていたんです」と、特徴的な間取りがご夫婦にとっての大切なポイントだったご様子。

理想が明確になっていたKさまご夫婦がなぜ分譲住宅を選ばれたのか。ご主人が当時のことを振り返ります。

「はじめに家探しを始めたのは、ちょうど長男が生まれるタイミングでした。賃貸のあった場所は保育園の激戦区で、引っ越さないと入園させられないという不安がありました。そんな中、実家から徒歩1分という立地に分譲住宅を見つけたんですよ。育児のことを考えると、親が近くに住んでいるのは安心だなと。注文住宅を建てたいという想いはありましたが、長男の出産予定日も迫っていたこともあり、妻の体調も考えて早めに住まいを決めたかったんです」。

家で過ごす時間が増え、家への想いが変わっていった。

分譲住宅には10年ほど暮らしていたKさまご一家。注文住宅で家づくりをするきっかけとなったのは、奥さまの家に対する想いがきっかけでした。

「コロナ禍で生活スタイルが刻々と変わっていくなかで、"普通に暮らしてきたけど、このままでいいのか"と考えるようになりました。一旦は分譲住宅で妥協してしまったけど、やっぱり好きな家に住みたい!という想いが強くなったんです」と教えてくれました。

そんな中、ご実家の方では家の老朽化が問題に。そこで、分譲住宅をご両親に譲り、Kさまご一家は実家を注文住宅で建て替えるという、ご実家の老朽化対策とご夫婦の理想実現の両方を叶えられるアイデアが浮上します。

「10年前にも分譲住宅と実家を交換する話はぼんやりと出ていたのですが、改めてちゃんと相談しました。そしたら、すんなり快諾してくれて。10年前から抱えていたもやもやした気持ちが、こんなかたちで解消されるとは思ってもいなかったです」と奥さま。

その後、ご主人が浦和美園で気になる家を見つけます。

「素敵な建物ができていたから、今度見てみたいねって妻に話したんです。そしたら、SNS広告でその家が出てきたと言われて。それがamaneとの出会いでしたね」。

「広告を見た時から素敵な外観だなと。見た目が普通の家じゃないですし大人っぽい雰囲気も私たちの趣味に合いそうだったので、見学会に申し込みました」と奥さまが続けます。

見学会後は、とんとん拍子で打ち合わせが進んでいったというKさまご夫婦。amaneへ相談していたのは2020年、当時はブランドが立ち上がってすぐの時期でしたが不安はなかったのでしょうか。

「家のクオリティやデザイン性の高さはコンセプトハウスを見れば間違いなかったですし、共栄建築という歴史ある会社が母体としてあったので特に不安はありませんでした」とご主人。

金銭面に関しては、amaneがファイナンシャルプランナーを紹介し、支払いシミュレーションを実施したそう。「最初の見積金額には正直驚きましたけど、ちょっと計画を立てれば返していける金額だとわかり、安心して購入に踏み切れました」と笑顔で教えてくださいました。

こうしたやりとりを経て、Kさまご一家とamaneとの家づくりが始まります。

※Kさまがamaneで家づくりをするきっかけとなったコンセプトハウス revision1.0
※現在はクローズとなっています。公開中のコンセプトハウスについてはこちら。

柔軟な対応力で、やりたいことに寄り添ってくれる。

"特徴のあるユニークな家"が理想のKさまご夫婦。amaneからの提案は、最初から気に入っていたといいます。

「最初のご提案で2パターンの間取りを見せてくださいました。そしたら、どちらも良くて。キッチンはこっち、水回りの導線はあっちで......と良いとこどりができれば嬉しいことをお伝えしたら、その場で組み合わせてくれたんです。プロの技ですよね。あっという間に、理想的な間取りをつくっていただけました」と基本的な枠組みはその場で決まったと言う奥さま。

2階リビングはamaneが得意とする設計の一つですが、階段途中に設けられたスキップフロアはKさまご夫婦のこだわりです。開口部分は単調なデザインにならないように、一般的なものよりも高さのある引き戸を採用。部屋の中は壁一面に造作本棚を備え付けて、充実した収納スペースを確保しています。暮らしやすさのバランスを保ちながらも、しっかりと個性を出すことで、お二人が納得できる空間に仕上げていきました。

他にも、前の家で抱えていた不満を解消する工夫が至るところに散りばめられています。

「前の家ではシンクの上に吊戸棚があって、折角の対面キッチンなのに個室感が強かったんです。だから、amaneには圧迫感のない見せる収納をリクエスト。また、壁付けキッチンでもリビングとの繋がりが感じられるように設計していただきました。I型キッチンは自分で選んだものなのですが、造作家具の高さや風合いを既製品に揃えていただいたので、全く違和感がありません。統一感がある綺麗なキッチンに仕上げてもらいました」と満足そうに話す奥さま。

普通じゃないもののはずが、普通以上の使いやすさに

「この家の良いところは、リビングと水回りが完全に分断されていること。洗濯やお風呂、物干し場、寝室を1階に纏めて周遊できるつくりにしているので、脱いだ服を集める・洗う・干す・たたむの面倒な家事が一気に楽になりました。リビングに洋服が散らからないのが良いですね。自分で片づけるのが苦じゃなくなり、いちいち子ども達を注意するストレスもなくなりました」と奥さま。

「以前の家で気になっていたのは、路地に面していた掃き出し窓でした」とご主人も続けます。

「住宅街の中では、折角の大きい窓もカーテンを着けていないとリビングが丸見えで、いつもカーテンを閉めていました。でも今は2階リビングで外壁も高めにつくっているので、外からの視線が全く入ってこないんです」。

しっかりとプライベートが保たれているため、家に帰ってくると逆に開放感に包まれるのだそう。

「このカーテンレスの窓のおかげで、家にいながらも外の空気を存分に味わえています。例えば、朝起きてきたら、朝日が昇ってくる様子を。夜になると空に浮かぶ月を見ることができる。時間の流れを肌で感じることができて嬉しいです」。

一見すると閉じているような外観ですが、中に入れば陽の光をきちんと取り入れた明るい室内が広がり、外の世界とのつながりを保っているamaneの家。夏になると近くの花火大会の様子が窓から見えると嬉しそうに教えてくれました。

全員が気持ちよく、そして楽しく家づくりを進められた。

「施工中は、大工さんたちにとてもお世話になりました」と奥さま。

「打ち合わせのときも、私たちの要望にひとつひとつ丁寧に対応してくれて。雰囲気の良い方たちで、安心して任せることができました」。

また、途中からは子どもたちにも家づくりに参加してもらったと言います。

「もし実現しなかったらがっかりさせちゃうと思い、初めのうちは子どもたちに内緒にしていました。でも、折角の機会だから一緒に楽しんでもらった方がいいなと思い直して打ち明けて。そしたら、二人ともすごく喜んでくれたんですよね」と奥さま。

それからは、家族全員でコンセプトハウスや現場での打ち合わせに行くようになり、当時小学5年生だった息子さんは図面を見ながらマインクラフト(*1)で本物そっくりの家をつくっていたそう。「私たちも、ここはもっとこうしてほしい......なんて要望を出したりして」と、ご家族全員で新居の完成を心待ちにしていた様子がうかがえます。

Kさまご夫婦の理想を叶えつつ、住宅密集地での暮らし方にまで配慮が行き届いた今回の住まい。分譲住宅とは一線を画すデザイン性や暮らしやすさは、これからまた生活スタイルが変わっていったとしても、家族が安心して過ごすことのできる場所になるでしょう。二棟目にして大満足の家を手に入れたKさまご一家。これからどんな暮らしが営まれていくのか楽しみです。

(*1)お子さんがマインクラフトで作られた家を当社ブログでご紹介しました。