細い路地で道路に接する旗竿地（はたざお-ち）。
家を建てる場所が奥まっていて、細い路地で道路に繋がる立地のことを、
旗の竿に例えて旗竿地と呼びます。
土地のかたちが長方形でない、不整形地の一種です。
住宅が密集している、歴史のある都市部などにみられます。

土地の形状が整っていない分、
相場よりもお得に手に入れられることがあります。
予算が限られた中でなかなかよい立地の土地が見つからない方は、
このような不整形地を探すのもいいですね。

また、奥まっているので静かだということもメリットも。
道路からの騒音がありません。

意外といい面がある旗竿地ですが、デメリットもあります。

廻りを住宅に囲まれているため、
接している隣家からの視線が気になります。
また、1階は日当たりが悪く、風通しがよくないことも多いです。
奥まっているため人目に付きにくく、
敷地内に不審者が侵入しやすいという防犯面も心配。

価格が手ごろな分、不安な面も多いですね・・・
プライバシーや防犯面などは特に気になります。
しかし、これらデメリットは住宅の設計デザインで解決ができます！

■1. ぐるりと壁で囲ってしまう
壁を作ることにより、廻りからの視線や外部からの庭への侵入を防ぐことができます。
外部からの視線をシャットアウトできるので、カーテンも必要ありません！
上部は空いているので、日光や風は十分確保できます。
部屋の中からは空しか見えないので、住宅地にいることを忘れるほど。

■2. リビングを2階に
上部の開口が近い2階は日光が良く入り、明るく爽やかなリビングが実現できます。
一方、1階はお風呂・洗面などの水廻りや寝室、クローゼットなど、
日中あまり使用せず、日光が重要でない部屋を配置します。

■3. 通路をお客さま用の駐車場にしたり、綺麗なアプローチにする
長方形の土地にはない竿部分を、楽しく有効活用してしまいましょう！
通常の家には不可能な、便利で楽しい演出ができますね。

デメリットを克服して、メリットに変えてしまう設計デザインのアイデア。
お得な土地でも安心な家が建てられます！
たくさん楽しいアイデアがございますので、ぜひお問い合わせください。

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